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3. El ciego avaro

Lazarillo de Tormes を読む。
Easy Spanish Reader Part III


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3. しみったれな、盲人

その老いた盲人は抜け目がなく、人々から金を巻き上げるたくさんの術を知っていました。
老人は、他人のために祈ることで生計を立てていました。あまりに謙虚かつ敬虔に祈るので、たくさんのお布施を手にしました。老人はまた、どのような病気の治療法も知っていました。先ずは祈り、次には用いるべき薬草を教えました。
そんな世話で、盲人はさらに多くのお金を得ました。

しかし、丸儲けをしているにもかかわらず、老人はとても吝嗇でした。
Lazarilloには、ひとかけらのパンのほかは、何も与えません。
彼には、昼間に人々からもらった食物を、鍵の付いた袋に入れておく習慣がありました。

astuto 抜け目がない、ganarse la vida 生計を立てる。humilde 謙虚な。devota 敬虔な。remedio 治療法、薬。avaro 吝嗇な。pedacito ほんのひとかけら。 candado 南京錠。

Sin embargo, a pesar de todo el dinero que ganaba, el viejo era un hombre muy avaro.

a pesar de todo el dinero q ganaba --- 「丸儲け」と訳しましたが、こういう todo も読み飛ばしてしまいますね。儲けた金を独り占めしているというニュアンスでしょうか。

Lazarilloの欺き

主人があまりに少ししか食べ物をくれないので、Lazarilloは主人が袋に入れている食物を盗まなければなりませんでした。日々、少年は利口になっていきます。
男のぶどう酒を盗むためには、壼に穴を開けました。麦わらをストローにして飲んだ後、蝋でその穴をふさいでおきました。

agujero 穴。jarra 壼。paja 麦わら。cera 蝋(ろう)

このようにして、Lazarilloは長期間ぶどう酒を飲み、盲人を欺いていました。
しかしある日、盲人がそれを見破りました。彼は壼を掴むと、力のかぎりLazarilloの顔めがけて投げつけました。Lazarilloは気を失い、何日も寝込んでしまいました。
壼の破片で顔中が傷つき、歯が何本か折れました。
しかし、老人はLazarilloを見て大笑いするばかりです。
このように、たびたび、理由もなく殴られるので、lazarilloはその残忍な主人を許せませんでした。

engañar 騙す。agarrar 掴む。con fuerza 強く。perder el sentido 気を失う。pedazo 欠片。pegar 殴る。perdonar 許す。

Entonces, el viejo agarró la jarra y la tiró con fuerza a la cara de Lazarillo, quien perdió el sentido y estuvo varios días enfermo.

quien --- こういう関係代名詞の使い方を覚えると作文に利用できるかも。

Los pedazos de la jarra le cortaron toda la cara y le rompieron los dientes.

この間接目的語 le の使い方とか。それにしても、リズミカルな文だこと。
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by srbigote | 2012-04-19 10:43 | Lazarillo de Tormes

2. Zayde y la madre castigados

Lazarillo de Tormes を読む。
Easy Spanish Reader Part III


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2. 罰された、Zayde と母親

しばらくして、Zaydeが家に運んできたのは、厩舎から盗まれたものであることが発覚しました。母親もZaydeがどこからそれを持ってくるのか知っていたため、二人は罪に問われ、別れなければなりませんでした。
母親は賃金を稼ぐため安宿に働きに出ました。Lazarilloもその宿で働きました。

その頃、ひとりの盲人が宿に着いて、母親に、自分の世話をしてもらうためにLazarilloを貰い受けたいと頼みました。
盲人は、Lazarilloを自分の息子のように扱うからと約束しました。
母親は、悲しみのうちに承諾して、息子に別れの言葉を告げました。
「真人間でいなさい、そうすれば神様がお前を導いてくださるから」

guiar 導く。

En ese tiempo llegó al mesón un ciego, quien pidió a la madre que le diera a Lazarillo para que le sirviera de guía.

接続法過去だらけの長いフレーズですね。Amazonのこの本の書評に、初学者でも辞書なしで読めるというのがありましたが、Part 3のLazarilloに関しては、無理な相談です。
上の部分は、現在のNHKスペイン語講座を半年、いや1年聴き続けても訳せないと思われます。
攻略するには、『入門を終えたら接続法を使って話そうスペイン語』 吉川恵美子著 を強く推します。内容を命令法~接続法に絞った明快な良書。(昔のスペイン語講座はよかった。ボソッ)

Lazarilloの最初の戒め

その年老いた盲人は、たいへん悪賢く、欲深い男でした。
彼とLazarilloがサラマンカを出るときに、雄牛の形をした石の像に出くわしました。
盲人がLazarilloにいいました。
「Lazarillo、像に近寄って内部の大きな音を聞きなさい」
Lazarilloは像に近寄り、耳を澄ませました。
何も聞こえません。そのとき、盲人が石に向って(Lazarilloの)頭を強打しました。
そして言うには---
「馬鹿者、思い知ったか! 盲人の世話をするには、もっといろいろなことを覚えなければならないぞ」---男は大笑いです。
可哀想に、Lazarillohaは、3日以上も痛みがとれませんでした。しかし、生き抜きたいのなら、もっと利口にならなければと理解しました。

lección 戒め。listo 抜け目がない。avaro 欲深い。necio 馬鹿者。más que el diablo たくさん。

No oyó nada. Entonces el ciego le golpeó la cabeza contra la estatua y le dijo:

状況はわかっているのですが、こういう文も適切な日本語にするのに苦労しますね。
要は、「油断しているLazarilloの頭を叩いて、石像にぶち当てた」ということなんですが。

Necio, aprende. El mozo del ciego tiene que saber más que el diablo --- y se rió mucho.

más que el diablo --- そのまま、「悪魔以上」にでもいいと思いますが、辞書を引くと「たくさん」と載っているんですね。
これで思い出したのが、「鬼のように」という日本語の副詞です。たしか、どこかの地方の方言が広まったと聞いたことがありますが、洋の東西を問わず強調する場面には、diabloが登場するようです。(笑)
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by srbigote | 2012-04-18 10:45 | Lazarillo de Tormes

1. La familia de Lazarilla

Lazarillo de Tormes を読む。
Easy Spanish Reader Part III


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1. La familia de Lazarilla

これは Lazarillo de Tormes の生涯と冒険の物語です。
Lazarilloの両親は、Tomé Gonzáles と Antoña Pérez といいました。父親は粉挽きでした。
LazarilloはTormes川の近くで生まれたので、両親はLazarillo de Tormes と名づけました。

molinero 粉挽き。
「コーヒールンバ」の原題は "Moliendo Café"ですね。

Lazarilloが8歳のとき、父親が粉の入った袋を盗みました。彼は罪を告白して刑務所に入り、裁かれた後、追放されてしまいました。追放先では、騎士の騾馬の世話をしました。
少し経って、父親はモーロとの戦いで死んでしまいました。

confesar 告白する。crimen 犯罪、罪。juicio 裁判。desterrar 追放する。destierro 追放先。mulo,a ラバ。雌ウマと雄ロバの間の雑種。

寡婦となった母親は、自分自身と息子のために糊口をしのがなければなりませんでした。
サラマンカに行き、大学の近くに小屋を借りました。
そこでは、学生に食事を作ったり、また、厩舎番の衣服を洗ったりしました。

caballeriza 厩舎番

「糊口をしのぐ」と訳しましたが、原文は---
La madre ya viuda, tuvo que ganarse la vida para sí misma y para su hijo.
ganarse la vida --- 一般的には「生計を立てる」ですかね。

Lazarilloの母親は、厩舎の中にいるZaydeと知り合いました。黒人の使用人です。
彼はしばしば母親を訪ねてきました。
Lazarilloは最初のうち、彼を怖がりました。しかし、Zaideがいつもパンや肉や冬には薪を持ってきてくれるのを見て、好きになり始めました。
Zaideは家族の一員になり、しばらくしてLazarilloに弟ができました。

leña 薪、たきぎ。

En las caballerizas la madre de Lazarillo conoció a Zayde, un mozo negro.

このcaballerizasは、厩舎と訳しましたが、厩舎番(馬丁/差別語?)たちの中にでしょうか?
あっ、それならlosと男性形になるのか。(名詞 caballerizaは、男/女共通です。)
やはり「厩舎の中に」ですかね。

mozoは、単に若者という意味もあるようです。
スペインのバルでmozoといえば、給仕(ボーイ)のことですね。

Zaide llegó a ser miembro de la familia y al poco tiempo Lazarillo tuvo un hermanito.

tuvo un hermanito --- サラリと書くのがにくいですね。(^_^;
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by srbigote | 2012-04-17 19:52 | Lazarillo de Tormes

Easy Spanish Reader Part III - Lazarillo de Tormes

Lazarillo de Tormes を読む。準備編。
Easy Spanish Reader Part III


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せっかく購入したので、パート3の Lazarillo de Tormes も読んでみよう。
テキスト原文すべてを記載するのは著作権(作者不詳だから考慮しなくてもよい?)でも、編集権にもかかわると考え、試訳を中心に進めます。

本題に入る前に私のスペイン語学習環境を記しておきます。

■ iPad もはやこれがなければ、スペイン語のお勉強は不可能な状態です。(^_^;)
発売と同時に初代を購入、現在第3世代の『新しいiPad』を使用しています。

■ アプリ 小学館西和中辞典 / 和西 『物書堂』
■ アプリ ウイズダム 英和 / 和英 『物書堂』
■ アプリ Evernote (無料)
■ アプリ TextEver 『Gosubits』

iPad付属のワープロ Pages を使ってもいいのですが、章単位で訳すには、履歴から自由に編集できるTextEverがお気に入りです。画面左右フリックでカーソル移動もうれしい機能。
タグを付けて、Evernoteに一発で保存できます。
今回の『Lazarillo...』もこの方法で読み進めました。

西和辞書はこの『物書堂』アプリに頼りっきりです。現時点では、最強の西和辞書アプリだと断言できます。
英和は、Easy Spanish Reader の欄外注釈を確認するために補助的に使いました。

前置きはこれぐらいにして、次回より本文の和訳に挑戦したいと思います。
同テキストをお持ちの方は、ぜひご一緒にどうぞ。
訳文が意味不明、文法的にヘンだぞという箇所がありましたら、ご遠慮なくコメントしてください。
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by srbigote | 2012-04-17 17:32 | Lazarillo de Tormes